毎度、Naveです。最近忙しくてとんと更新してませんでした。すんませんすんません。
ちう訳で、マトモな更新はもうちと先になりますがとりあえず最近買ったマンガの感想などをつらつらとイキます。
オメェの買ったマンガのことなんか知らねーヨ!とか言わずにお付き合いくださいな。
恋風(3) 吉田基己 小学館
世に数多くあるオニイチャンブームに乗っかった萌えマンガの中でも格別のこの作品。実の妹と実に微妙な関係になってしまった兄の苦悩を描く作品。基本的にそこから来る葛藤描写がウジウジウジウジと続くストーリーなのですが、今巻ではついにアクションが!
そこまで大好きな作品、というわけではないのですが、主人公の妹、七香ちゃんがもう、オメェはファンタジーなのかよってくらいにかわいいのですな。実際いないけど、こんな子。
空談師(3) 篠房六郎 小学館
ネットゲームの世界を、語り手を介さずにプレイヤーの視点から描いている作品。このマンガ何が面白いかというと、それはズバリ「ネットゲームという、世界観の大前提がありながら、そこに出てくるキャラクターはあくまでそのファンタジー世界の住人であるかのように振舞っている」ということ。現実側の視点、というものが殆ど排除されたストーリーテリングにあります。
しかし生憎、今巻で最終巻。しかもなんか打ち切りっぽいのですが、今までになかったお話の綴り方を見せてくれただけでも価値のある作品だなぁ、と。
あと、この人画力が高いです。絵でまず惹かれましたね。別の作品でエロギャグマンガも描いているのですが、そちらの方も画力とギャグのハイブロウさが相俟ってなかなか。オススメ(エロマンガの方が)
ラブやん(2) 田丸浩史 小学館
毎度お馴染み、僕rの大好きな田丸先生の新刊ですよ。1巻1コマ目で主人公がチンコ握っているというエポックメイキング(エー な作風は相変わらずパワーダウンを見せません。ただ、月刊のペースで描き慣れてきたのか、波がなくなってきたように思えました。いや、面白いんですよ確かに。でも、以前のようにクソ面白すぎる回とかうーん、今回は・・・みたいな回とかのムラがなくなってきた、というか。
いや、月一で田丸作品が読める幸せを考えれば贅沢は言うべきじゃないのかもしれないですけど。ただ、ちょっと落ち着きが垣間見えて少し寂しくなりました。
・・・いや、このレベルで落ちついてる、と感じる感覚の方が異常なのかも。慣れってのは恐ろしいものですな。
放浪息子(1) 志村貴子 エンターブレイン
コミックビーム連載中、志村貴子の新作。以前にここでも紹介した敷居の住人の作者ですな。今回は性同一性障害の話・・・なのか? そんな大仰なものではないのかな。とある日、女装した自分に妙なトキメキを覚えてしまった少年と、同じ感覚を共有する少女の物語。
まだ一巻なので、これからどういう方向に話が転がっていくのか見当もつきませんが、じっくり見守っていきたい作品。幸いにも、連載誌のビームは作家を育てる雑誌なのでゆうっくりやらせてくれることでしょう。祈るべくは、ビームなくなんないで!って事ですな。みんな買え! いい作家集めるのがうまい雑誌ですよ、ビーム。
どきどき姉弟ライフ(4) 後藤羽矢子 竹書房
前述の恋風と同様、近親恋愛モノ。最近やたら多いね、このジャンル。いや、俺の目にとまりやすいだけか? 自分で気がついてないだけでこのジャンル好きなのかしらん。
そういえば、昔岡野史佳の37℃(白泉社)も好きだったなぁ。
しかし、この作品は前述のシリアスな近親恋愛モノとはちょっと違い、あくまでコメディタッチに明るく話が展開していきます。実はこの4巻でストーリーのメインストリームは完結を迎えているのですが、作品自体はまだ続いています。人気あるみたいですな。
作風がすごくほのぼのしてるので、読んでて和む(この言葉キライですが)作品です。
さくら咲いちゃえ 私屋カヲル 白泉社
昔、少女コミックで「少年三白眼」や「夜明けのヨワッキー」、「おネコさまが来た」などを描いてた少女ギャグマンガ家・私屋カヲルの作品。最近は活躍の舞台を青年誌に移しているようで、内容もなんだかエロいです。しかし、そのチョイエロ(ちょいどころじゃないけど)加減が、昔の月刊ジャンプを彷彿とさせてくれてよいですね。
実は僕チョイエロ漫画が好きでして。この作家の最近の作品では「青春ビンタ」は巻を追うごとにエスカレートしていって読んでて楽しいです。
個人的に、モロエロ描写を避けて、微妙なニュアンスとか描写で中学生の下半身を充血させるチョイエロの技術はスゲエと思ってたり。
あ、でもこの「さくら咲いちゃえ」はあんまり面白くなかったかなぁ、と。あまりにパターンにはまりすぎてて意外性がなかったです。ま、パターンはパターンで悪くないですけど。
戦争まんが傑作選(1)(仮) 望月三起也 ぶんか社
ワイルド以前の望月三起也の漫画が復刊! これだけでスゲエ。中身はというと、若い頃の作品ということと、漫画がホントに子供のためのものだった時代の作品が多い、ということもあって…な感じだったんですが…。まぁ、資料的価値ってことで購入。
ワイルド7愛蔵版(11,12) 望月三起也 実業之日本社
初期ワイルド、ついに全巻復刊。実は僕も初めて最後まで読みました。最終巻に漂う悲壮感と、全てが終わった後のあっさりな終わり方はやっぱワイルドだなぁ、と。
最後まで読んでしまったのが残念でもあり、うれしくもあり。ワイルドに関してはこないだ書いたのでこのくらいで。
パジャマでごろん(3)完 ささだあすか 白泉社
ささだあすかの新刊、待ち望んでました。この人、僕は少女漫画部門ではブッちぎりトップで好きな作家です。作風に派手さはありませんが、日常の中でじんわりと嬉しくなるような物語を綴る事が上手な人ですね。
思い返せばささだあすかの作品と出会ったのは僕がまだ高校生の頃でした。従姉妹んちに偶然あったララを斜め読みしてた時にデビュー作の読みきりを見つけ、優しい絵柄とぐっとくるようなストーリーにやられてしまった、と。この人の作品に関しては今度本番のよみまんで取り上げようと思っています。
…でも、好きな作品のレビューって書くの難しいんですよね。なかなかまとまらず。
てなわけで、まだまだ買った漫画の半分にも満たないわけですが、とりあえずここまで。
ちなみに今会社帰りの電車の中だったりします。なんだか忙しくて嫌ですねー、っと。