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ワイルド7 望月三起也
毎度、Naveです。ついにモモ氏もナカムラくんも参戦して、だんだんいいペースで更新してけるようになって参りましたな。不肖Webmasterとして嬉しい限りです。

さて、今回ボクが紹介するのは「ワイルド7」昭和44年から10年間に渡って書かれたバイオレンスポリス漫画です。この10年間で一応連載は終了しているのですが、ファンからの復活リクエストが後をたたず、「続ワイルド7」、「続新ワイルド7」といった続編が執筆され、今現在も「飛葉」という新作が伝説マガジン上で続行しているというお化け漫画です。
実はこの漫画、ちょっと前まで絶版で手に入れるのが難しい状況でした。今現在愛蔵版が復刊されているのですが、その前にも何度となく別の出版社から発行され、にも関わらず店頭からはすぐに姿を消し、やがて絶版になるという因果なサイクルを繰り返して来た歴史があるだけに、今ワイルドが気になっている方は即刻愛蔵版を揃えておく事をお勧めします。
かくいうボクもこの際に全巻を揃えておこうと思っているのですが、さすが10年以上の重み(物理的にも)本棚を占めるスペースが半端じゃありません。しかし揃えたくなる。それがワイルド7なのです。

さて、ストーリーの紹介に入りましょう。「悪を討つためには悪を以って制す」これをモットーに警察組織内に作られた無法者部隊「ワイルド7」 メンバーは全員札つきのワル。そんな7人が白バイ警官となり、法で裁き切れない悪党を成敗する勧善懲悪ヒーロー漫画です。
ヒーロー漫画というものは勧善懲悪であるがゆえにその爽快感である程度面白く見えるものではありますが、それだけでなくこの作品は劇画史において画期的な作品でした。その一例として、カメラワークで見せるという映画的手法を漫画に取り入れたこと。少年漫画に、はじめて複雑に絡み合うストーリーを組み入れたこと。そして、これは現在の視点から捉えた意見ではあるのですが、「おおらかな時代に描かれたために荒唐無稽、かつ天衣無縫なアンビバレンツ」が存在しうるということ。
とても現実的には有り得ないような設定・ストーリーでも、望月ワールドの中ではこうなんだろうなぁ、と思わされてしまう力が作品中に漲ってるんですね。設定をガチガチに固めて、リアルさを追求するきらいのある近年のアクション漫画にない魅力です。
かといって、そこまでファンタジーな設定なのかというとそうでもなく、しっかりとした世界観の中で、大量の伏線を張りつつきちんとお話は進行していきます。
伏線、そうこれがワイルド7を語る上で最も重要なキーワードなのかもしれません。一つの話の中で平行していくつもの場面が展開されていったり、ずっと以前に張られた伏線がまさに見せ場!というところで生きてきたり、とそのお約束とも言える気持ちよさには感嘆します。
しかし、この望月三起也という作家、いささか伏線を用意しすぎる傾向があるようで、作品中、「どう考えてもこれは伏線だろう」と提起された事柄について、その後ずっと言及すらされなかったりという事が平気であります。まぁ、そこも魅力といえないこともないのですが(笑)。

そんなお茶目なところもあるこの作品、巻数がやたら多いですが一度読み始めると止まらない、とにかく先が気になる名作です。もう一度言いますが、興味を持たれた方はこの機会に愛蔵版を揃えておく事をお勧めします。断固。


#最近購入漫画

・いきばた主夫ランブル 星里もちる ビームコミックス
 評価:10年以上前の作品にも関わらず、古臭さを感じさせないのはさすが。後のりびんぐゲームにも通じる「自己の居場所探し」描写が重くなりすぎず、気持ちよく読めます。

・少女少年(1) やぶうち優 てんとう虫コミックススペシャル
 評価:小学生の少年がひょんなことから女装してアイドルになってしまうオハナシ。偶像と現実のギャップや、淡い恋愛の葛藤などが見事に描写されています。買うの恥ずかしかった(´Д`)

・オーバーマン キングゲイナー (1)  富野 由悠季 (著), 中村 嘉宏 (イラスト) MFコミックス
 評価:キングゲイナー好きにも関わらず今まですっぽり買い忘れてたので購入。中村 嘉宏氏の圧倒的画力で描かれるエクソダス前夜。アニメ版とはまた違った魅力があってオススメです。

・鋼鉄の少女たち(1,2) しけたみがの, 手塚 一佳 角川コミックス・エース
 評価:戦乱の世、王国を守るために徴兵された少女戦車兵たちが敗走の一途を辿る戦線で悲惨な戦いを繰り広げるお話。戦車と銃と美少女・非常にエース桃組くさい漫画。女の子たちがヒドい目に合わされる様は戦争の現実を突きつけられたようで辛いです。が、そんな中でもタチムカウ登場人物達は健気です。見るべきところはいろいろとある作品のような。

・クーデルカ(1,2,3) 岩原 裕二 角川コミックス・エース
 評価:先日買った「いばらの王」がかなりよかったので既刊も集めてみようと購入。期待にそぐわぬ出来でした。えっと、これゲームのコミカライズなの? 自信を持ってオススメできる作品。

・ベイビーリーフ 二宮 ひかる ヤングキングコミックス
 評価:本屋でジャケ買いしました。内容はというと、中学生カップルの淡い恋、そしてセックス。思春期ゆえの悩み、そしてセックス。不器用なセックス、そして別れ。セックスばっかりか。寂しさゆえにセックスしちゃう孤独の悲しさとか、そんな感じです。軽い気持ちで読むとちょっとダメージ喰らいます。個人的な印象として、ヤサシイワタシ(ひぐちアサ アフタヌーンKC刊)に似た感じだなぁ、と思いました。こっちはもっとダメージ大きいですけど。暗いです。

(Nave)
| nave | 13:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
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